第13回お国自慢ふるさとコンクール -写真部門 結果発表-
※副賞の発送時期については3月中を予定しております
■総評 写真部門審査委員長:小野崎 徹
「ふるさと」をテーマに始まったこの写真コンクールも13回を迎えました。
募集要項には古寺名刹、祭、風習、自然など具体的な被写体例がしるされています。
寄せられた作品には素晴らしい風景や珍しい伝統行事などをとらえたものはもちろんですが、有名な観
光地や祭りだけではなく、自分の心で感じた「ふるさと」を表現した作品が多かったように感じました。
作品につけられたコメントを読むと撮影者の気持ちがわかります。集まった約800点の作品は北海道から
沖縄まで全国を網羅し、四季の彩りにあふれています。高齢化、過疎化など様々な問題を抱えていても
「ふるさと」を愛する心が写し出されています。
- 小野崎 徹プロフィール
- 1941年東京都生まれ。朝日新聞社写真部員を経て、全日本写真連盟事務局長。
同連盟関東本部委員として、各種写真コンテストの審査や写真クラブの指導に当たっている。
ふるさとテレビ大賞
「入江の夕映え」
加藤みちよ様
副賞:全日本空輸(株)賞
小さな入江の漁港を照らす真っ赤な夕日。静かな海面はさざ波ひとつなく空と一体にな
っているようです。日没直後の薄明かりの時間帯。いわゆるマジックアワーの柔らかい
光線で光と影の微妙なグラデーションを描きました。普通の漁港が特別な場所になりま
した。
会長賞
「これがジュェエリーアイス」 紅露雅之様 |
副賞:(株)共立メンテナンス賞 |
うず高くもりあがった宝石の山? 朝日に輝く氷塊なんですね。北海道、十勝・豊頃町
で厳冬期にあらわれる自然の贈り物。海に流れ出た十勝川の氷が波にもまれて浜辺に打
ち上げられたもの。何でもない氷の塊が、光線を見極めた作者の腕で見事に輝きました
理事長賞
「絶景 紅葉舞う」
内藤 博臣様
副賞:富士フィルム(株)賞
大迫力!紅葉、黄葉舞う中を進む山車。愛知県豊田市の挙母祭り。巨大な山車が紙吹雪
とともに練り歩きます。祭りのハイライトを望遠レンズで切り取りました。
特別顧問賞
錦織りなす
北澤 敏男様
副賞:全国郵便局局長賞
一本の太い幹から伸びる色とりどり鮮やかな紅葉に力強い生命力が表現されています。
長野県池田町大峰高原の推定樹齢250年と言われる「七色大カエデ」。近年、パワー
スポットとして多くの人が訪れるのも納得です。
「楔」
小澤 宏様
副賞:全国郵便局局長賞
「見ているだけで凍りつきそうな滝行」と小澤さんはコメントしています。金太郎がこ
の滝の水で産湯をつかったと伝えられる神奈川県南足柄市「夕日の滝」で気合を入れる
男たち。氷や岩のモノトーンの中に人間の肌色がいいコントラストを見せています。
「能登の棚田夜景」
成田 輝夫様
副賞:全国郵便局局長賞
暗い斜面をうねるように輝くイルミネーション。光の曲線は田の畦に沿っています。農
業にたずさわる人々の勤勉さが伝わります。石川県輪島市「白米千枚田」。画面左下に
人物を配し、田んぼのスケールを表しています。
「那覇ハーリー」
仲程 梨枝子様
副賞:全国郵便局局長賞
沖縄各地で催される勇壮なハーリー競漕。中でも大型の舟で競う「那覇ハーリー」の迫
力ある様子を捉えています。望遠レンズの使い方が的確で、漕ぎ手の表情や高揚感もわ
かります。
「男たちの勇姿」
渡辺 保彦様
副賞:全国郵便局局長賞
燃え盛る火の中に飛び込んで「神木」を取り出そうとする男たち。思わず「危ない」と
言いそうになります。愛知県西尾市の「鳥羽の火祭り」。「すずみ」と呼ばれる大松明
は高さ7メートルもありますが、一部を写し取ることで全体の雰囲気を余すところなく
伝えています。
「棚田を駆ける」
鈴木 文代様
副賞:全国郵便局局長賞
田園風景を走るのどかなサイクリングかと思いきや、三重県と和歌山県にまたがる熊野
地域を4日間に渡り駆け抜ける「ツール・ド・熊野」の一コマ。丸山千枚田はレースの
ハイライト。美しい田んぼと駆け引きをしながら走るレーサーたちの対照が面白い。
「轟音」
橋本 直子様
副賞:全国郵便局局長賞
手が届きそうな所を飛ぶ旅客機。子どもたち歓声が聞こえてきそうです。手前で寝転ん
でいる男の子がいいですね。大阪府豊中市の伊丹空港。こんなに間近で飛行機を撮影で
きる場所は少なく、全国から飛行機マニアが集まるそうですが、マニアの写真とは一線
を画した作品です。
「流氷の海」
庵原 政章様
副賞:全国郵便局局長賞
流氷が押し寄せる知床半島羅臼沖、漁を終え帰港する漁船。悠然と舞うオジロワシ。厳
しい北海道の冬の情景をシャッターチャンスよくとらえています。流氷の上で翼を休め
るワシたちの姿に和みます。
「されど又兵衛桜」
小林 宏充様
副賞:全国郵便局局長賞
暗い森を背景に浮かび上がる見事な枝垂れ桜。推定樹齢300年の古木とは思えない花
盛り。人物をうまく取り入れて桜の木の大きさを描写しました。戦国武将後藤又兵衛の
屋敷跡にあることから「又兵衛桜」と親しまれているそうです。
副理事長賞
副賞:日本水産(株)賞
「竹楽」 「キノコ氷とワカサギ釣り」 「夏のネオン」
永楽 翔平様 横山 登美子様 久永 勝義様
「猫さんにちゅっ」 「勇壮なおまんと祭り」 「冬の絶景」
久野 恵里 様 玉置 良宗 様 羽根 和貴様
「木戸をくぐって」 「夏の風物詩」 「男子禁制」
佐々木 亮太郎 様 秋田 剛平 様 松田 裕次様
「里が華やぐ時」 「浜の鳥居」 「風」
上杉 裕昭様 森戸 延行 様 須田 ミツ子様
「あちぃー」 「ススキの高原」 「 消えゆく雲海と久留米の街並み」
大川 麻里様 長谷 利宏 様 梯 ちか様
副賞(株)ニチレイ賞
「イエロー人気」
土井 章義様
副賞:三菱重工業(株)賞
「桜茶会」 「霧の海峡」
平野 昌子様 平野 史孝様
「朝日に輝く」 「定時到着」 「大しめ縄の張り替え」
北條 正実様 北川 浩司様 末光 則夫様
「蓬莱橋ぼんぼり祭り」
高井 善史様
副賞:(株)ゆうちょ銀行賞
「二つの日本一」
生島 和博様
副賞: (株)Jヴィレッジ賞
「獲ったよ!」
林 大作様
「鎮守様」 「今日もありがとう」 「神渡る冬の道」
菅原 充三様 戸田 美香様 佐川 隆博様
副賞:住友林業(株)賞
「交差点」 「廃線路を渡る」 「街に降り注ぐ熱い夏」
橋本 慎一郎様 高橋 一吉様 中澤 圭佑様
「無題」 「赤が沈む」
長利 由加様 高西 秀平様
副賞:(株)カネカ賞
「駅舎に沈む夕陽」
藤本 宜志様
「饗宴」 「山の名は」
田村 謙次様 糸数 雄二様
ふるさと会担当副会長賞
副賞:大成建設(株)賞
「海霧と漁船」 「新緑のたらい舟」
森木 隆志様 竹内 嘉彦様
副賞:成田国際空港(株)賞
「鹿の花見」 「星降る里」
高橋 住江様 塩島 広大様
副賞:サンスター賞
「早朝」
川和 莉菜様
委員長賞
「群れ」
小和泉 春男様
副賞:大和ハウス工業(株)賞
担当理事賞
「明日への希望」
副賞:阪和興業(株)賞
黒須 俊夫様
審査員特別賞
副賞:住友生命保険相互会社賞
「新年の光」 「妖艶」 「地震あれど、変わらぬ美しさを」
熊谷 佳奈様 安田 真也 様 長 みさと様
「納涼」
岡崎 由依様
副賞:第一生命保険(株)賞
「斑鳩の秋」 「春を待ちわびて」 「コロニー」
原田 正信 様 江草 保幸様 齋藤 洋春様
副賞:太陽生命保険(株)賞
「悠久なる夜明け」 「美しさを競う」
小椋 利昭様 小澤 淑子様
「車窓」 「御神火」 「南海の日の出」
須田 幸雄様 星 正太郎 様 清水 卓司様
「故郷と日本支えた戦争遺構」 「かあべえ桜」 「見事命中」
石井 崚太 様 大学 肇様 太田 明男様
「青春爆発」 「日が傾くころ」
長谷川 裕二様 矢島 勲様
副賞:日本電信電話(株)
「ひと仕事終えて」
木場 紗弥様
「あっぱれじゃ」 「雪燈籠と北極星」 「深良用水まつり」
井上 弘喜様 大島 市郎 様 西島 千尋様
「自然が豊かな国」 「双璧の政府専用機」 「秋合写真」
宮崎 強 様 木村 佳朗 様 近藤 愛哉様
「仲春の朝」 「桜に染まる姫路城」 「撃て」
武藤 逹郎様 村上 正幸様 村上 泉様
「禅寺」
島 忠史様
副賞:東日本電信電話(株)賞
「八陣の庭」 「小野鹿歌舞伎」
尾崎 進様 福島 一生様
「モミジの自己主張」 「春のにぎわい」 「霧の山里」
野村 昌弘様 矢野根 滋明様 梯 ちか様
「緑映」 「ゆっくりでいいからね」
西 正幸様 糸賀 一典様